家族葬はどのような流れで行われる?
家族葬はどのような流れで行われる?
家族葬の流れは、それほど奇抜なものではありません。
基本的には一般的な葬儀と流れは変わらないことを、知っておくことが大切です。
臨終から納棺までの内容も、葬儀社の手配・家族葬の申し込み・打ち合わせ・湯かんといったパターンが多い傾向にあります。
注意すべき点があるとすれば、参列者の呼びかけでしょう。
遺族や親戚に限定する旨はあらかじめ家族葬に呼ぶ場合においても伝達する必要があります。
理解を求める姿勢も大切です。
お通夜や告別式、火葬も行うことが一般的な家族葬の形と言えます。
告別式と初七日法要を同時に行うケースも多く、地域によってお通夜を省略すること珍しくありません。
地方は風習を大切に考えていることもあるので、葬儀社のスタッフには必要な手続きがないか確認すべき点です。
火葬のあとの精進落しは軽食で簡単に済ませ、終了とします。
お清めの塩を配るかどうかも、地方で対応が異なります。
一般的な葬儀のパターンを把握しておくと参考になるでしょう。
自由度が高い家族葬はお通夜なしでも執り行うことが可能!
故人の家族や親族など近しい方のみで実施する家族葬は、比較的自由度が高い葬儀を執り行えるというメリットがありますが、お通夜なしの葬儀も可能です。
そもそもお通夜は、家族や親族など身内が故人との最後の別れをするための儀式です。
近年は、お通夜にも一般の弔問客を迎えるのが一般的となっていますが、本来はお通夜と告別式は分けて考えられていました。
家族葬は告別式にも一般の弔問客を招かないため、お通夜と告別式を分けることは必ずしも必要ではありません。
このような理由から家族葬はお通夜なしでも執り行えますが、お通夜を行わない葬儀は一日葬とも呼ばれています。
一日葬は告別式と火葬のみを1日で行うため、精神的にも体力的にも負担が軽減されますし、費用も抑えることが可能です。
また、参列者にとっても1日のみの参加で済むため、体力的にも金銭的にも負担が軽減されます。
なお、一日葬であっても葬儀の準備は前日から行わなければならないため、一般的な葬儀と同じように式場を2日間にわたって借りなければならないケースもあります。
このような場合は2日分の費用がかかることになるので、事前に葬儀社に確認しておきましょう。